持ち船は9艇になった(微妙に増えている)。
なんでこんなにあるの?
これは絶対に言い訳を用意しておくことが必要です。
まず最初に自分用が5艇で、後の4艇はボランティアで体験用に使うカヤックです。
それぞれ用途があって必要です。(ここ大事ですね)
一番目の紹介はステラーS18R、艇速を重視したツーリング用シーカヤック。
現在はシーカヤックツーリング、マラソンレースに使っています。
スピード重視のためやや細身ですが波の中でのコントロールは問題なく、2017年の荒れた琵琶湖縦断、宮古シーカヤックマラソン、熊野シーカヤックマラソンを危なげなく乗り切っている。
再乗艇もエスキモーロールも問題ありません。
サイズは全長540cm, 幅53.5cm , 重さ16Kg
持ち運びが楽で扱いやすいシーカヤックだと思います。スモールサイズのラダーですが、海での旋回性能は優れています。
初期安定が悪いけど二次安定が早めに効く感じ、中級〜の船です。
乗り慣れてくると荒れてもバランス的に全然問題ないってことが判ります。
早朝のトレーニングにも使うので、元のシートは取っ払ってレース用シートに換えました。
バックレストも邪魔なので取っ払いました。(が、長距離ツーリングではバックレストは必要です)
この硬いシートで何時間漕ぎ続けても尻が痛くなったりしません。(尻は鍛えましたから)
ここからカヌー競技用スプリント艇が2艇続きます。
2022年の春からスプリント艇に乗り始めた。
なぜシーカヤッカーの自分がスプリント艇に乗るのか?
理由はいろいろあるのだけど、未知の漕ぎテクニックを知りたいという欲求が強いのです。
下半身のパワーを推進力にするスプリントカヌーのテクニック。
健康運動が目的の早朝カヌー的にも、さらに全身運動に近づくことができるテクニックとして魅力があり、神秘的でもある。
K1スプリント艇に乗り始める前年、カヌーホームのカヌーアカデミー講座に入門し、個別的な指導も頂いて基礎テクニックをしっかり教えて頂いたことがいちばんの早道になっていると思います。
スプリントカヌーのテクニックを学ぶことは、未知の世界への冒険でもありました。
2022年の前半で一番たくさん乗ったのは Plastex K1 SPRINT65 (EVOLUTION)。
PLASTEX製のスプリント艇です。
ちょっと古い型のスプリント艇ですが、最初のスプリント艇として乗りやすい船です。
K1練習艇のスイフトで練習していたので、最初から浮くことが出来ました。
適正体重レンジは55〜65kg
乗り始めの頃はバランスのドリルを中心に練習し、何回も沈しながら、次第に乗れるようになってきました。
ある程度乗れるようになってからストロークの練習を開始し、しだいにスプリントのフォームを意識しながら漕ぐ練習を続けた。
2022年小松の木場潟で行われたのパラマウントチャレンジ200M漕レースに出たのが最後の使用。
2022年のシーズン後半から乗っているスプリント艇は Nelo M1 Moskito (適正体重70Kg以下)
製造年度は2000年。
SPRINT65よりバランスはシビアになっています。
しかしSPRINT65で練習したおかげで最初から乗れました。
ICFの旧レギュレーションで艇巾の規定を満たすため左右に角が出ていたが、巾の規定が撤廃されたため角をカットしてある。
この艇には初期公認シールがあるので公式レースに参加しやすくなった。
写真を見ると槍のように飛んでいきそうですね!
moskito とは、蚊のように軽く加速することをイメージしているのだろうか?
バウは全体に細く尖っている。
次はトレーニング/フィットネス用のPLASTEX K1 SWIFT(スイフト)。
パドリングの練習/フィットネスとして持ち運びが楽なカヤック。
スイフトはバウを絞ってあるのでパドリングしやすいし、センターのブレも分かりやすい。
スプリント艇に乗り始める前年は、この船で随分練習した。
あまり速度は出ないので、フォームの練習用/フィットネス用として重宝します。
次はダウンリバーのレース艇"Sharp6"、ニュージーランドからやってきた。
シートはバケットシートからレース用に交換済み。
これは前の持ち主が撮った写真(ニュージーランドにいたころ)
ニュージーランドでは、マルチスポーツと呼ばれているこの種類のカヤックがたくさんいる。
それはCtoC (Coast to Coast) という、山岳のRUNと川下りレースを組み合わせたレース(トライアスロンみたいなもの)が盛んで、川下りに適したレース艇として使われているから。
Sharp6は中級者以上向けのマルチスポーツで、港内や沿岸の海のレースでも良い成績を上げている。
全長595cmで幅が43cm、とても軽いです13〜14kgらしい。
これを個人輸入までして欲しかったのは、いくつか理由がある。
1.早朝カヌーの漕艇場では、速いシングルスカルにオカマ掘られそうで速い船が欲しかった。
2.マラソンレースで上位を占めるサーフスキーと互角に走ってみたい。
3.マルチスポーツという日本にないタイプの船で、とてもミステリアスだった。
スモールサイズのコーミングなので、沈したらロールできなければパドルフロートでの再乗艇。
この船でのエスキモーロールが問題なくできれば、ダウンリバーでも海レースでも速い船と対等にレースできます。
ここからはボランティア活動用で、カヌー体験で乗ってもらう淡水(川・湖)用のカヤック
まず、フジタカヌーの"A-1"
スラローム練習艇です。
重量が14kgくらいで持ち運びが楽!
写真を見るとスケグが付いているのが分かります。
着脱可能なスケグで、これを着けると初心者でもぐるぐる回らず、楽にコントロールできます。
頑張ればスピードも出るし、スケグを外すとスラ艇のように良く回る。
親子カヌー体験で使ってます。
このカヤックは素直な良い子で、子どもを沈させたことは一度もありません。
(ちょっといい気になって遊んだ大人(男)は、2人ほど犠牲になっていますが...)
次はFRPのオールラウンド・リバーカヤックです。
カヌー体験で使う体験用にもう1艇補充が欲しかったので、オークションで一万円で落札しました。
軽いことと安定が良すぎるのが特徴。
メーカー不明、スラローム練習艇のようだけど、オールラウンド艇の様でもあるすごく安定の良い船です。
コントロールが難しい人のために着脱式のフィンを追加した。
次はカヌーポロ用のポロ艇です。
ESKIMO made in gemany 全長約3メートル弱
ポロに挑戦しようっていう訳じゃない。
子どもの体験用に一人艇が足りないので追加した。
ボトムが平たいのでくるくる回るのがこの艇の面白いところで、小学校の子どもはご機嫌で乗ってくれる。
最後は2人艇のキーウィ3
家族用に買ったが、うちの家族はアウトドアが好きじゃないので利用が少ない。
親子カヌー体験では、カヤックが無理なお子さんでも、親子で乗艇可能。安定性が良く、初めての親子でも安心して乗ってもらえます。
カヤックは、納屋の横の狭いスペースにパイプでラックを組んで収納しています。
ラックには8艇まで収納可能、もうリミット越えているのでラックの下に単管を敷いてもう一艇。