熊野シーカヤックマラソン当日です。
新鹿海水浴場の入江は静かだった。
しかし湾を出ると結構な波があるとの情報です。
熊野は2回漕いでいるので心配はしていないけど。

15Kmシーカヤックの種目で出ました。
艇はS18R(白)です。
いちばん手前の赤いカヤックは仲間の漕ぐステルス社製フィッシングカヤックです。
シーカヤックマラソンで入賞したのは2018年が最後でコロナと台風で参加できる大会が開かれていない。
先月の三陸SKMも表彰台に立っていないのでエイは本当は遅いんじゃないの?という疑惑がチラホラ出ていそうです。
しかし今回は、エイも頑張ればそこそこやれるところをお見せしましょう。(笑)
表彰台
1位はヒラヒラさん、さすがです、優勝おめでとうございます!
2位はエイです。
3位の横井くんは当クラブ員で、重たいフィッシングカヤックで参戦。
パワーがあるので他のシーカヤックを抑えて表彰台入りしました。

さてレースの方は序盤は横井艇が先行してヒラヒラさんが続き、エイが後方から追いかける展開。
新鹿湾を出ると予想通り、熊野の波が折り返しのブイまで続きます。
岸の断崖に平行なレースコースは波の形が不規則で漕ぎにくい。
これが長く続く、これが熊野の波なんだよな!
その波の中、フィッシングカヤックで頑張っていた横井くん、スピードに乗れず体力を奪われて落ちてきました。
折り返しの手前でヒラヒラさんと並び、内側を回って前に出ました。
僅かにリードを保つが、自分も波に遊ばれてスピードに乗れない。
でも波のおかげでヒラヒラさんといい勝負が出来ている、これが熊野の波なんだよな!
ここで頑張ってしまうと体力を消耗するのでガマンしかないが、引き離しておきたいという気持ちとの葛藤があります。

ヒラヒラさんも波の中で苦労しているだろうが、引き離されない所はさすがですね!
油断するとグラッとくるので集中して波を楽しみながら、長い波の区間を経て新鹿湾に戻ってきた。
湾内に入ると波がなくヒラヒラさんがロングスパートしてくるはず、自分も艇速を上げてリードを守りたい。
後ろをふり返らないのでヒラヒラさんがどの辺にいるのかわからないが。
相手の位置が分かってもタイムが良くなることはないので、僕はふり返らないのです。
奥行きのある湾なのでゴールまで2-3Kmある。
艇速が上がった状態で続けられるかどうかが問題。
しかし次第に続かないことが分かってきて緩めると、やはりヒラヒラさんが来ていました横に並ばれる。
ゴールが近ければ何とかなるかもしれないが、まだ距離があるのでごまかしは効かない。
最後はスタミナの差で負けました。
ヒラヒラさんのスタミナはすごい!
やはり練習は裏切らないなと思いました。
疲れてゴール後はヨレヨレでしたが、ふり返ると楽しいレースでした。