先月、報告した「ビワジュウの振り返り」の続編です。
野川編集長の「KAYAK~海を旅する本」にビワジュウ2017の報告が掲載されました。
最新号(Vol.58/2017年秋号)2017.11.1より発売

ビワジュウの報告は、【緊急コラム】命からがら報告 として掲載されています。
僕も "B" としてちょっとだけ登場。(^^;
昼休みの休憩時間に、食堂で食べながら読んでいます。
インシデントの事実報告と主催者・北村さんの弁、野川編集長の見解が書かれています。
今回の縦断チャレンジはツーリングではなく、個々のシーカヤッキングを連絡面でサポートするものであったので、最終的には参加メンバー個々が得た教訓と自戒が総括になるんだと思います。
野川編集長の見解にもありますが、ガイド付きのツーリングやレースではレスキュー体制が整っているが、個々が行うシーカヤックではそういったものを期待できない厳しい条件なのです。
個々がサポートなしで安全に漕ぎ切るためのさまざまな準備が必須であり、万一の事態に備えての通信手段を確保する(携帯電話の通信エリア外ならPLBや衛星携帯)、それが前提でないと漕ぎだしてはいけないのです。
野川編集長の「KAYAK~海を旅する本」にビワジュウ2017の報告が掲載されました。
最新号(Vol.58/2017年秋号)2017.11.1より発売

ビワジュウの報告は、【緊急コラム】命からがら報告 として掲載されています。
僕も "B" としてちょっとだけ登場。(^^;
昼休みの休憩時間に、食堂で食べながら読んでいます。
インシデントの事実報告と主催者・北村さんの弁、野川編集長の見解が書かれています。
今回の縦断チャレンジはツーリングではなく、個々のシーカヤッキングを連絡面でサポートするものであったので、最終的には参加メンバー個々が得た教訓と自戒が総括になるんだと思います。
野川編集長の見解にもありますが、ガイド付きのツーリングやレースではレスキュー体制が整っているが、個々が行うシーカヤックではそういったものを期待できない厳しい条件なのです。
個々がサポートなしで安全に漕ぎ切るためのさまざまな準備が必須であり、万一の事態に備えての通信手段を確保する(携帯電話の通信エリア外ならPLBや衛星携帯)、それが前提でないと漕ぎだしてはいけないのです。
個人が持てる通信手段、今や手軽に手に入る時代になりました。
でも、せっかくの通信手段を用意しても緊急時に使えなければ意味がない。
置く場所を熟慮して、どんな苦境でも使えるようにする。
大事な時にバッテリー切れにならないようにする。
当たり前のことのようだけど、怠りなくやることが大切だと教えてくれたインシデントだと思います。
今回に限って言えば、参加者の全員が単独で漕ぐことの準備と覚悟ができていたかと言うと、疑念が残ります。
あるいは、個々が自分のシーカヤック力を知り、完走・リタイヤのあらゆるパターンを事前にイメージしておくことはできていたか?
そこの徹底が足りなかったことも反省点です。
迷える子羊に、安全に漕ぎ切る呪文を授けましょう。
「ぼくはチキン野郎です」、「それで正解」、「ぼくはチキン野郎です」、「それが普通だよ」、「ぼくはチキン野郎です」、「それは幸運なことだ」
−−− ふり返りの総括 −−−
以上のように、確かに僕たちには足りないことがあった。
漂流に至っても尚且つ見守られていた中にいたことを感謝します。
何より、漂流から生還したことが素晴らしい。
一番ひどい目に遭った人が一番素晴らしい体験をしたのではないかと思います。
自然の中に身を投げ出した時、中途半端は通用しないことを身をもって学んだ。
反省点は多いけれども、得たものはとてつもなく大きかったのではないか?
穏やかな日では体験し得なかった。
琵琶湖と関係者一同に感謝します。ーーーーーーーーーーーーーーーー
「KAYAK~海を旅する本」、他にも良い記事がたくさんありますね。
−今号の目次−
【巻頭特集】
初秋の陸中海岸・北山崎とトドヶ崎
【特別寄稿】
「香川県沿岸全漕破」という遊び方……杉本雅昭
【緊急コラム】
命からがら報告……北村政幸
【インプレッション】
ナンダこりゃワールド!特別編/SKUK / Romany Surf RM
【連載】
コロコロ旅日記……井上昌宏
僕たちの課外授業・7時間目/SUP……編集部
危機管理コラム・もしも、天気のアテがはずれたら。……中谷哲也
カヤック乗りの海浜生物記・「沖の大夫」編……藤田健一郎
日本カイアックの研究・「高等教育とシーカヤック」……内田正洋
【コラム】
ココから学ぶカヤック魂!・渡辺京二著『黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志』……平田文典
ナンダこりゃワールド!「シーフラッグ」
日本百名岬「7番目・トドヶ崎」
カヤック〜海を旅する本〜
希望小売価格:800円(税別)
発行:Freewheel inc.
責任編集:野川哲也(raindog)