2020年02月22日(Sat)

アルキメデスはセルフレスキューができるか?

年に1,2回やっている仲間のレスキュートレーニングの予定を考えているんですが。
しだいに思索の深みにはまって...隊員達の運命は...というお話し。

カヌーを習い始めた頃、カヌースクールでパドル・ストロークの次に習うのはロールでした。
川のスクールだったので沈脱後の水上でのセルフレスキューというものは習わない。
こうやったら上がれると体の使い方とパドル操作を教えてもらったロール。
沈してロールできなかったら泳いで岸に上がるしかないので、沈する度に2回3回と必死でロールしていました。あせあせ(飛び散る汗)

熟達が遅くても、毎年少しずつ練習しているうちに少し余裕ができてきた。
仲間のシーカヤッククラブ員は、ロールや再乗艇についてはあまり積極的ではない人が多く、なかなか上達しません。
平水でセルフレスキューで上がれても荒れた海面だと通用しない。
スクールに通えば早く上手くなるんだけど、なかなか積極的になれない人が多い。
そこで仲間同士で行っているレスキュートレーニングでの座学を考えてみました。
なかなか体得できないのは理解が深まっていないからなので、科学的アプローチで理解することから迫ってみよう。

艇のバランスが安定している状態はどんな重量配分になっているのか?
が理解できれば、体をどう使えばバランスを保てるか、という理解に繋がるのではないか。
セルフレスキューで理解が深まったら、最終的にはロールで水中にあるときに、体をどう動かせばよいかの理解に繋がるのではないか。
「水上の体の重さ」VS「水中の体の重さ」に違いがあることの理解、つまり沈んでいる部分の浮力=『アルキメデスの原理』だ。
20200220-1.PNG

アルキメデスが考えたようにセルフレスキューを考えてみようじゃないか。
一人一人がアルキメデスになって考え、実行してみる。
艇が傾いている方の重量をいかに軽くするか?
水中にある体の浮力を使って艇のバランスをとればいいんだ。

ということで、次回のレスキュートレーニングのキャッチフレーズは、

「アルキメデスはセルフレスキューができるか?」に決定。

座学用のレシピを考えてみよう、カヌーの模型と人形が要るかな?
アルキメデスの原理に異を唱える論客が出てきたらどうしようか?
下に書いた辞典に出ているような解説を押しつけても理解できないよね。
う、ちゃんと説明できないとまずいな。あせあせ(飛び散る汗)

アルキメデスの原理の証明は、いくつか方法があるようですが、水風船で説明すると分かりやすい。
・水風船に水を満杯に入れて1Kgになりました(空気は入れない)
20200221-1.PNG
・水上では水風船の重さは1Kg
・水風船を水の中に入れると、重さはほぼ0になった。
・水風船の体積(水1Kg分)だけ水が押しのけられ、その分が浮力となって水風船を持ち上げた結果、重さが0になった。
と考えるのがアルキメデスの原理の説明。

−− ミニ解説 −−
世界大百科事典 第2版より
アルキメデスの原理 Archimedes’ principle
重力のもとで静止した流体中に置かれた物体は,そのおしのけた流体の重さに等しい浮力を受けて軽くなるという原理。
伝説によれば,シチリア島シラクサの王から王冠の純度を調べるよう命じられたアルキメデスが,風呂に入って水があふれるとともに自分の体が軽くなることから発見したものといわれる。
この原理を理解するには,物体に流体がおよぼす圧力が,物体を流体でおきかえたときと完全に同じ分布をもつことに注意すればよい。
この圧力がちょうど同じ形の流体を支えてそのままの状態を維持するわけであり,その合力が浮力となって働くのである。
posted by エイ at 15:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | シーカヤック
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