製作中の「カヤックトレーナー」に使う基板の設計中に、少し楽しんだこと。
パワー基板の設計データを3Dビューしてみたら、その存在感が面白いです。
だいたい電子回路の基板は部品が高密度で配置され、無味乾燥なもので。
時代が進むにつれ部品は小さくなる一方。
しかし、今回のパワー基板はごっつい部品が互いの存在感をアピールするかのように列んでいる。
こんな基板を作ったのは初めてです。
大出力のオーディオアンプもこんな感じですけどね。
完成前の設計データを3Dビューしてみると、ビジュアル的に面白い。
優れたCADのおかげで予想図を立体化できるのです。
奥に見える一番大きなトランジスタは、アスリートのパワーを一手に受け止めるハイパワー素子です。
瞬間1200Wまで耐えますが、これを壊すアスリートがいるかもしれないですね。

(もし壊すアスリートがいたら、無償修理してさらにパワーアップですよ。
)

その周にもハイパワーに耐える部品が列んでいます。
奥の大きなタンクのようなものは電気を貯めるタンク、キャパシターです。
実際には部品は放熱用の銅板に固定するので、また違った形になります。
この基板が「カヤックトレーナー」の筋肉に相当する。
製品では見えない部分なので、誰も気がつかないまま働き続けるのです。
せめて設計者だけでもしみじみ、3D鑑賞して、、感傷して、、と今回もダジャレでしめられて良かったね。