2014年03月03日(Mon)

生活習慣病予防シーカヤックの始まり

こんな人、結構いると思います。
趣味は?と聞かれて、「カヤックを漕いだりします」と答えると、アウトドア派で運動好きだと誤解されるが、実は年に数回しか漕がず、日常の運動不足を指摘されている。
「自分もそうだ」という人、気にしないで、それが普通ですよ。
メタボを指摘する医者の方がもっとメタボだったりする。
日本全国、メタボだらけの時代。

そんななか、生活習慣病の予防とシーカヤックを結びつける試みとして、ブログで発信する意味もあるかなと思いました。
むろん、やってる本人は「真剣に」生活習慣改善に取り組んでいるのですよ。(^_^;)

サラリーマンで毎日シーカヤックをしている人は、いたとしても少ないでしょう。
恵まれた環境の人に限られるかも知れません。
僕の場合は、6km離れた場所に出艇場所があることと、少し工夫して可能になっています。

"生活習慣病予防シーカヤック" は、3月中旬〜11月がシーズンです。
この早朝カヌーを中心に、日頃の運動を行っています。

−−− だいたいのタイムテーブル −−−
5:15 起床, 着替え、カヤック積み込み
5:40 出艇場所に到着し、出艇準備
5:50 軽くストレッチ後にスタート
     往復5kmコースを漕ぐ
6:40 スタート地点に戻り軽くストレッチ後に、積み込み
7:00 帰宅して片付け、朝ご飯、家事手伝い(洗濯干し、ゴミ出し)
8:20 出勤
 〜
22:00 就寝(早寝&早起き)

これを始めるようになった主原因は、高血圧・高コレステロールという生活習慣病です。
仕事の内容がデスクワークで、日中はほとんど体を使いません。
ずいぶん前から健康診断の度に運動不足を指摘され、自覚もしていましたが、仕事が忙しいこともあって薬と健康食で対応してきました。
そして、健康診断で女医さんに「少し太りましたね」と、お腹の脂肪を指摘されたことも。

毎日20分は有酸素運動をしましょうという、改善提案。
そりゃ分かっちゃいるけど、歩いたり、走ったりは、嫌いでもないが好きでもなく、続かないことは目に見えてました。
通勤を電車通勤に変えて、駅から30分以上歩くこともやり、これは続いたのですが、車で通勤することが必要になり断念しました。

毎日の運動を趣味のカヤックでできればとは思うけど、朝の短い時間では準備や積み降ろしに時間がかかって、練習時間が短くなってしまう。
そこで、朝漕ぐことを目標に置いて、少しずつハードルを下げることにしました。

1.「積み降ろしがたいへん」の対策
   軽めの船と屋根の低い車、積み降ろししやすいキャリアを使う。
   運びやすい船を使う:ノードカップ → 重いのでスティングレー(20kg)に変更
   乗用車ワゴンで屋根が低い、キャリアはU字バーなので横からカヤックを預けるだけ。

2.「着替えや出艇準備が面倒」の対策
   流れのない川や湖なら軽装で出られるので、着替えと準備を短縮できる
   出やすい出艇場所 → 近くの潟で漕ぐ
   始めたころは護岸のあちこちから出艇していたが、県の漕艇場の桟橋がいちばん便利

3.モチベーションを保つ
   ハードル下げて、お膳立てができても、モチベーションを保てないと続かない。
   「若くもなく、レース指向でもないので、つい面倒で...」 にならないように。
   健康維持に必要なこと、という意識を持ち続けることで、続けられていると思います。
   汗で塩分を排出できる、エネルギー消費によりお腹の脂肪も減らすことができる。
   シーカヤックの漕力が向上すれば、一石二鳥だと考えることが後押しになっています。

 <訂正2014/08/13>汗で塩分を出しても、高血圧の予防にならないことが分かりました。
 (高血圧の人は塩分を控えめにすることが大事−−−高血圧専門医のお言葉)

出艇までのフットワークが軽くなるよう工夫し、好きなスポーツであることが継続の原因か?
最初の4ヶ月間の早朝カヌーで、血圧が少し低めに推移するようになりました。
お腹がへっこみ、ズボンのバンドが穴2つ分短くなりました。

目指すのは、シーカヤックマラソンのマスターズ部門で活躍する諸先輩のみなさん。
とりあえず75才まで続けたいと思ってます。

これから自分も始めようという人へのアドバイス
自分なりの方法を見つけて、生活改善に役立てていただければと思います。
カヤック初心者は、パドリングの運動量が少ないので、効果が現れにくいと思います。
カヤックのスクールで、正しいフォワードストロークを学ぶことが大事。
特に、体側の捻りまたは腰のローテーションを使い、体全体を使ったストロークを意識すること。
成果が出なくても...周囲に冷たい目で見られても...愚直に続けることです。
しだいに成果が出てくると、楽しさも倍増しますよ。

カヤックをこれから始める人へレスキュー習得の勧め
川でも海でも、基本(リカバリーやセルフレスキュー)ができないまま一人で出ることは非常に危険です。
スクールへ何度も通って技術を身につけるうちに、漕ぐことが好きになったら続ければよいと思います。
単独行動は、気象も含め様々な危険への対処を含んだ総合的セルフマネージメントです。

僕自身、40歳くらいでカヌーを始めた頃はカヌーのスクールに通い続けました。
特にエスキモーロールについてはなかなか上達しなくてスクールにたくさん通いました。
たまに上がるようになって転ぶことが怖くなくなり、ますます楽しく遊べるようになった記憶があります。
最近は年に1,2回しかレスキューの練習をしないけど、毎年少しずつ体の使い方とカヤックの挙動の関係をイメージ出来るようになって60歳を越えてなお進化しています。
ロールじゃないセルフレスキューの上がり方も速く確実に上がれるように試行錯誤しています。

休日の朝は、気が向いたら内灘放水路までのロングコース
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posted by エイ at 20:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康と早朝カヌー
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