久しぶりにK1エルゴを漕ぎました。
開発中のトレーナーではありません、さるお方から借りた物です。
世界中でよく使われている風車式カヤックエルゴなので、カヤックトレーナーのリファレンスマシンとしてしばらく使用します。
借りてから2年以上経つけど、組み立てるひまもスペースもなくて倉庫に眠っていた。
重い腰を上げてカヤックエルゴを設置してみました。
大きいので、なかなか一般家庭では置き場所に苦労するサイズです。
説明書は無いのだけど、自分もカヤックトレーナーを作っているくらいだからだいじょうぶだろう。
梱包を外していきます。
"K1 ergo"と書いてある。
どうもオーストラリア産のカヤックエルゴのようです。
フットレストがきつく固定されてなかなか外れなかった。
でも何とかバラせました。
説明書がないので、完成のイメージが見えない。
組立が進むと、少し分かってきた。
左右の角パイプにバンジーを通す。
フニャフニャのバンジーコードを長いパイプに通すのは、なかなか難しかったが、バンジーの先端を巻き尺の先っぽにテープで止めて通しました。
パイプの終端にUターンプーリーがあるので、バンジーは折り返す仕組みのようです。
パイプの両端のプーリーでUターンするので、通した巻き尺にバンジーの中間を固定してヘッド部に戻す。
ヘッドの方でバンジーをUターンプーリーにかけてバンジーのセットを完了。
パイプの中ではバンジーが2回Uターンすることになります。
ファンの回転を検出するセンサをセット。
これはストローク回数を検出するホールセンサです。
ロープの下に敷いて磁石のコロがロープで前後に動いて、ストロークをカウントする仕組みになっている。
こんなのよく作ったな!よく考えついた、執念だね!
磁石のコロが錆び付いて動かなくなっていたが、紙ヤスリで磨いて油膜を付けて動きが復活した。
ロープの下にコロがある。
乾電池4本で動くコンピューター。
無事に作動しました。
ストロークレート、ワット数、速度、距離が表示されます。
ヘッド部の写真
K1 ergo 完成の全景。
長期間、眠っていた"K1 ergo" 、古いタイプだけどコンピューターも問題なく使用できます。
早速漕いでみました。
ワット数表示は、エルゴ選手権で漕いだ DanSprint のエルゴに比べ、ほぼ同じ強度に感じました。
漕ぎ味は少し異なり、"K1 ergo"の方が少し荒々しい。
"DanSprint" のエルゴはキャッチが非常に柔らかくスムーズだが、"K1 ergo"はキャッチからしっかりパワーがあり水上の感触に近いです。
ファンが "DanSprint"とは違って回転方向に垂直の羽根で、強度の調整がない。
調整がないのでワット数計算が比較的単純にできる、シンプルな考え方のカヤックエルゴですね。
久しぶりにK1で漕いでみると、疲れる。

C1で漕ぐのとは使う筋肉が違うみたいです。